国民保養温泉地とは
国民保養温泉地は、ゆっくりと安らげる
療養泉の温泉地です。
温泉の効能、ゆう出量、温度に恵まれ、環境も良好で、魅力的な温泉です。
国民保養温泉地とは
国民保養温泉地とは?
国民保養温泉地とは、温泉の公共的利用増進のため、温泉利用の効果が十分期待され、かつ、健全な保養地として活用される温泉地を温泉法に基づき、環境大臣が指定したものです。
国民保養温泉地の選定基準は?
温泉の効能、ゆう出量及び温度に関する条件
・ 泉効が顕著であること。
・ ゆう出量が豊富であること。
・ 利用上適当な温度を有すること。
温泉地の環境に関する条件
・ 環境衛生的条件が良好であること。
・ 附近一帯の景観が佳良であること。
・ 温泉気候学的に休養地として適していること。
・ 適切な医療施設及び休養施設を有するか又は将来施設し得ること。
・ 医学的立場から適正な温泉利用、健康管理について指導を行う顧問医が設置されていること。
・ 交通が比較的便利であるか又は便利になる可能性のあること。
・ 災害に対し安全であること。
などの選定の基準が定められています。また、特定の宿泊施設ではなく「温泉地」が指定の対象です。
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国民保養温泉地一覧
・カルル温泉 |
登別市 |
・北湯沢温泉 |
伊達市 |
・ニセコ温泉郷 |
磯谷郡蘭越町 、虻田郡ニセコ町 |
・恵山温泉郷 |
函館市 |
・十勝岳温泉郷 |
空知郡上富良野町 |
・然別峡温泉 |
河東郡鹿追町 |
・芦別温泉 |
芦別市 |
・雌阿寒温泉 |
足寄郡足寄町 |
・湯ノ岱温泉 |
桧山郡上ノ国町 |
・盃温泉 |
古宇郡泊村 |
・貝取澗温泉 |
久遠郡せたな町 |
・幕別温泉 |
中川郡幕別町 |
・ながぬま温泉 |
夕張郡長沼町 |
・豊富温泉 |
天塩郡豊富町 |
・洞爺 ・陽だまり温泉 |
虻田郡洞爺湖町 |
・八幡平温泉郷 |
八幡平市 |
・須川・真湯温泉 |
一関市 |
・夏油温泉 |
北上市 |
・金田一温泉 |
二戸市 |
・田沢湖高原温泉郷 |
仙北市 |
・秋ノ宮温泉 |
湯沢市 |
・大館ぐるみ温泉郷 |
大館市 |
・蔵王温泉 |
山形市 |
・銀山温泉 |
尾花沢市 |
・碁点温泉 |
村山市 |
・肘折温泉郷 |
最上郡大蔵村 |
・湯田川温泉 |
鶴岡市 |
・岳温泉 |
二本松市 |
・新甲子温泉 |
西白河郡西郷村 |
・土湯・高湯温泉郷 |
福島市 |
・二岐・岩瀬湯本・天栄温泉 |
岩瀬郡天栄村 |
・四万温泉 |
吾妻郡中之条町 |
・鹿沢温泉 |
吾妻郡嬬恋村 |
・上牧・奈女沢温泉 |
利根郡みなかみ町 |
・片品温泉郷 |
利根郡片品村 |
・湯宿・川古・法師温泉 |
利根郡みなかみ町 |
・弥彦・岩室温泉 |
西蒲原郡弥彦村、新潟市 |
・六日町温泉 |
南魚沼市 |
・関・燕温泉 |
妙高市 |
・栃尾又・駒の湯温泉 |
魚沼市 |
・五頭温泉郷 |
阿賀野市 |
・丸子温泉郷 |
上田市 |
・田沢・沓掛温泉 |
小県郡青木村 |
・小谷温泉 |
北安曇郡小谷村< |
・白骨温泉 |
松本市 |
・有明・穂高温泉 |
安曇野市 |
・美ケ原温泉 |
松本市 |
・沓野温泉 |
下高井郡山ノ内町 |
・平湯温泉 |
高山市 |
・奥飛騨温泉郷 |
高山市 |
・白川郷平瀬温泉 |
大野郡白川村 |
・小坂温泉郷 |
下呂市 |
・畑毛・奈古谷温泉 |
伊豆の国市、田方郡函南町 |
・梅ヶ島温泉郷 |
静岡市 |
・久美の浜温泉郷 |
京丹後市 |
・るり渓高原温泉 |
南丹市 |
・鹿野・吉岡温泉 |
鳥取市 |
・関金温泉 |
倉吉市 |
・岩井温泉 |
岩美郡岩美町 |
・湯原温泉 |
真庭市 |
・奥津温泉 |
苫田郡鏡野町 |
・湯郷温泉 |
美作市 |
・天草下田温泉 |
天草市 |
・南小国温泉郷 |
阿蘇郡南小国町 |
・湯の鶴温泉 |
水俣市 |
・湯布院温泉 |
由布市 |
・竹田温泉群
(長湯温泉、久住温泉郷 、竹田・荻温泉) |
竹田市 |
・鉄輪・明礬・柴石温泉 |
別府市 |
・霧島温泉 |
霧島市 |
・隼人・新川渓谷温泉郷 |
霧島市 |
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国民保養温泉地のまとめ
国民保養温泉地は、昭和29年に当時の厚生省によって、酸ヶ湯温泉(青森県)、日光湯元温泉(栃木県)、四万温泉(群馬県)の3ヵ所が最初に指定されたことから始まり、現在は、97ヵ所の温泉地が指定されています。
国民保養温泉地の一覧を見ると、日本各地に広がっているのがわかりますね。
ちょっと、個人的には意外だなぁと思ったのは、北海道が多いことです。
しかし、温泉好きから言わせていただくと、"全"国民保養温泉地を制覇してみたいという欲求に駆られます(笑)
国民保養温泉地は、温泉の効能、ゆう出量や温度だけでなく、温泉地の環境も選定の基準となっているので、ゆっくり安らげるように整備された温泉地といえます。
自然を散策したり、楽しんだ後に、温泉で心身ともに癒される、究極の贅沢といえますね。
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[ マープロ企画 山下 ]